インド占星術

惑星と三性質(トリグナ)

バガヴァッドギーターを読むと、我々人間には3性質(トリグナ:①サットヴァ、②ラジャス、③タマス)があると言われています。

ギーターにおける3性質(トリグナ)

①サットヴァは、清らかで光り輝き、健康的であるが幸福を求め知識に憧れるということで肉体をまとった魂を束縛する。
②ラジャスは際限のない欲求と切望であり、人間を物質的利益のある仕事に縛り付ける。
③タマスは、肉体をもつ魂の迷妄である。狂気、怠惰、多眠に束縛される。

と書かれており、サットヴァは人を幸福に執着させ、ラジャスは人を利益ある行動に執着させ、タマスは人の知識を消して判断を狂わせるとあります。

また

①サットヴァの支配下において肉体分解すれば、その魂は聖者たちや立派な信仰者たちの住む清らかな世界にあがっていく
②ラジャスの支配下において肉体分解すれば、その魂は仕事に追われる人々の世界に生まれる
③タマスの支配下において肉体分解すれば、、その魂は無知蒙昧な女の胎に宿る

と書かれています。さらに引用すると

サットヴァによる行動の結果は善美であって汚れなく、ラジャスによる行動の結果は苦痛であり、タマスによる行動の結果は愚昧である
サットヴァからは真実の知識が生じ、ラジャスからは貪欲が生ずる、そしてタマスからは愚鈍と狂気と妄想が生じる
サットヴァに生きる人々は次第に高い世界に上がり、ラジャスに生きる者たちはこの世界に留まり、忌まわしいタマスに生きる者たちは地獄のような世界に堕ちていく

全ての行為は自分がするのではなく、物質自然の三性質の作用にほかならぬ事を知り、その上に至上主の実在を生覚した者はこの三性質を超越してわたしのもとに来る

このように我々人間は、サットヴァ、ラジャス、タマスという性質をもっているとインドの聖典には書かれています。基本的にサットヴァが一番良い性質ですね。ただ、悟りの段階ではこれすらも邪魔と言われていますが(‘ω’)

インド占星術の古典では、惑星ごとにこの三性質(トリグナ)が割り当てられています。

惑星と3性質(トリグナ)

サットヴァな惑星:太陽、月、木星
ラジャスな惑星:金星、水星
タマスな惑星:土星、火星

ホロスコープ上で強い惑星のグナの影響を受けるようです。また、ダシャーやトランジットにおいてどれかのグナに偏りが生じることもあります。

ちなみに、トリンシャーンシャ(D30)という分割図において、太陽が在住しているハウスの支配星もその人の生まれ持った性質(トリグナ)を表すと古典にはあります。

サットヴァなダシャーの時はいいですが、タマスやラジャスの惑星の強いダシャーの時には、意識的にサットヴァ的な生き方を心掛けるといいのかもしれません。

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