書評

【読書】最強兵器としての地政学 藤井巌喜

せっかく読んだので忘備録というか、感想でも。

あなたも国際政治を予測できる! 最強兵器としての地政学

結論から言うと面白かったです。先週の土日はほとんどずっとこれを読んでました。

どうでもいいですが、帯に書いてあるとおり、この著者はトランプ大統領就任をずっと予測していたようです。
占星術師が予測するのはまぁ凄いねって思いますが、学者が現実の情勢のみで就任を予測するというのは驚嘆に値しますね。(たまたまの可能性もありますが・・・)

あと、少し著者の思想は右寄りです。愛国心を感じますし、国益にはどうすべきかみたいなところまで論じています。ただ、右過ぎて辟易するという感じはしません。

本書では、大陸国家(ランドパワー)と海洋国家(シーパワー)という概念を取り入れるだけでも世界情勢はぐっと読みやすくなると書かれています。

例えば日本を例にとると

日本は純粋な海洋国家(シーパワー)であり、日本にとって朝鮮半島は大陸国家(ランドパワー)からの侵略を防ぐための緩衝地帯(バッファーゾーン)である。
日清戦争や日露戦争は、この緩衝地帯を反日国に支配させないための戦争であった。
1910年の日韓併合を機に日本は自国と同様の近代化を進めて莫大な投資を行ったにも関わらず、現在は「超」反日国家が2つ存在するだけである。
それもこれも、海洋国家(シーパワー)であるにも関わらず、満洲国を建国したうえで、さらに中国深くまで戦線を拡大していったこと、太平洋戦争で戦線を拡大しすぎたことに原因がある。
本来、海洋国家(シーパワー)の日本としては、朝鮮半島を緩衝地帯(バッファーゾーン)として維持できれば良かったのだ。

みたいなことが書かれています。要するに島国としての分をわきまえろということですな(´・ω・`)
海洋国家(シーパワー)は海洋国家としての戦略が必要で、わざわざ大陸国家の一員になる必要はないということでしょう。

日本にとって、隋や唐の時代から朝鮮半島は他国からの侵略を防ぐ防衛地帯であり、日清戦争・日露戦争もそのための戦いであった。朝鮮半島はいつの時代も重要である。
つまり、国は変わっても地図は変わらないので、いつの時代も国家戦略自体は似たようなものになると書かれています。

韓国については、北朝鮮と国境を分かち、38度線を越えて、北朝鮮や中国に入る手立てがなくなっている。半分島国になったのだから同じ海洋国家として日本・アメリカと手を取る道が自然であると思うが、現在は大陸国家(チャイナ)への属国化を選んでいると書かれています。
なかなか、面白い発想ですね。

こんな感じの内容(別に日本やアジアが主の内容ではないです)で、なかなか興味深く読めました。

スピリチュアルへの興味が生じてから、世の中の出来事のどうでも良さが半端なかったのですが、やはりダシャー影響などで興味の対象も変わってきますね。

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